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第6章 beyerdynamic DT231N & Galactic [『誘惑』アーカイブ]

※※この記事は、ブログ「ヘッドホン・ミュージックの誘惑」で発表した記事を転載したものです※※
http://blog.so-net.ne.jp/dir_rv05/
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今回紹介するのは、beyerdynamic DT231N & Galactic

日本では、あまり馴染みの無いメーカーかもしれないが、
ベイヤーダイナミックはドイツのメーカーで、

実は世界で最初のヘッドホンを作った、由緒正しいメーカーである。

そのため、放送・録音業界では古くから有名なメーカーらしい。

DT231は、このメーカーの中では比較的安価なエントリーモデルだが、
価格やサイズ以上の高い性能を感じさせてくれるモデルである。






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DT231Galacticというスタートレックを意識したモデルがあったが、
一昨年、DT231の価格やサイズを超えた性能に目をつけたヘッドホンファンの間では、
これを主にポータブル用に流用することで高い満足感が得られると話題になり、
2ちゃんねるで祭り(ちょっとしたブーム)になったことがあったほどだ。


深いブルー・スケルトンのハウジングが美しい。


私にとっては、とても思いで深い製品であり、
現在でも愛用している製品の一つである。





Galacticは現在は生産完了とされているが、流通在庫の関係だろうか、

ネット上では直輸入品が現在でもまだ購入できるようなので、

デザインや色が気に入った方はサウンドハウスにて購入されたし。





DT231にはN、Galacticの他にPROというタイプもあるようだ。

本国のサイトによると、どれもスペック的には同じだが、

もしかしたら若干の音の違いはあるのかもしれない。

ちなみに私の手持ちのNとGalacticでは、音はほとんど同じ印象で、

気持ちNの方が低域が出ている感じもする、という程度だ。





基本的にはとてもタイトですっきりした音で、価格からすると解像感も高い。
そしてこのサイズとしては素晴らしいほどの重低音が鳴る。

ホントに低い音程の音が、しっかり出ているので、
ドライバーの基本性能は、かなりのものだと思う。

ただし、重低音ばかりがドンドコ強調されて響く、というタイプでは無く、
全体的にはタイトで結構カッチリとした音調であり、
その分、響きを重低音で補足しているといった感じの音である。

言い換えると、もしこの重低音が充分出ていなかったら、
かなり低域に物足りなさを感じるバランスの音なのかもしれない。





豊かな響きや厚さといった方向性の音では無く、
シャープでタイト、ノリもスピード感もあるタイプなので、
ボーカルものをゆったり聴く、と言う感じより、
打ち込み系・リズム系をノリ良く聴くタイプのヘッドホンだと思う。

特に女性ボーカルや金管楽器は、多少キツめに感じられるかもしれない。

iPod等の付属のイヤホンからのステップアップの場合、
まずはその解像感の高さと重低音に驚くかもしれない。

クッキリした音が好きな御仁には、驚くべきコストパフォーマンスと言えるだろう。





密閉型ではあるが、こもり感も無くそれを感じさせない。

ステレオミニプラグは金メッキ処理されていないので、
時々乾いた柔らかい布等で拭いてやるといいだろう。

なお、ポータブル機での使用の場合、インピーダンスは32オームだが、
感度は95dBとやや低く、音量が取りづらい傾向があるので、
あまり省電力の非力なポータブル機での使用には、注意が必要。
iPodなら、曲や録音にもよるが、特に問題は無いレベル。

ケーブルは2.5mストレートタイプで、けっこうしっかりした太さもあるが、
しなやかなので、束ねるなどすればなんとか使えるという感じだ。

ただし、音はかなり漏れるので、交通機関での使用の際には音量に注意されたし。





世界初のヘッドホンを作ったメーカーの底力の一端を感じさせるこのモデルは、

日本のヘッドホンには無い、「すっきりしているのにダイナミック」な音だ。


上位機種には、これに重みとか厚み、広がりといった要素が加わってくるが、

このモデルのクッキリ感は、好きな方はヤミツキになるかもしれない。 



ティアック BEYER社 ヘッドホン(密閉型) [DT231N]

ティアック BEYER社 ヘッドホン(密閉型) [DT231N]

  • 出版社/メーカー: ティアック
  • メディア: エレクトロニクス





ZTTレーベル華やかりし頃の名作!
「P-Machinery」や「Duel」は、ディスコでも流行りましたねー
「Duel」のハード・バージョン「Jewel」もオススメ!

A Secret Wish

A Secret Wish

  • アーティスト: Propaganda
  • 出版社/メーカー: ZTT
  • 発売日: 2005/10/04
  • メディア: CD





ZTTレーベルといえば、コチラの方があまりにも有名かも?
「Two Tribes」のビデオクリップには笑わせていただきましたねー
「Relax」は、当時12インチでいろんなバージョンも出ました

Welcome to the Pleasuredome

Welcome to the Pleasuredome

  • アーティスト: Frankie Goes to Hollywood
  • 出版社/メーカー: ZTT/Island
  • 発売日: 1990/06/15
  • メディア: CD





ロバート・マイルズの「チルドレン」も流行りましたねー
今でもドキュメンタリー番組などではクライマックスに使われたりします
彼のピアニストとしてのセンスが光ります

ドリームランド

ドリームランド

  • アーティスト: ロバート・マイルズ
  • 出版社/メーカー: BMGファンハウス
  • 発売日: 1996/07/24
  • メディア: CD





新生アンダーワールドを印象づけた意欲作
ソニーVAIOのCMでは、「Two Months Off」カッコ良かったなぁー
シングル以外にも相変わらずカッコイイ曲がイッパイ!

ア・ハンドレッド・デイズ・オフ

ア・ハンドレッド・デイズ・オフ

  • アーティスト: アンダーワールド
  • 出版社/メーカー: V2レコーズジャパン/コロムビアミュージックエンタテインメント
  • 発売日: 2002/09/04
  • メディア: CD





DT231NとHD205のハウジングの大きさ比較


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